矯正歯科

当院の矯正装置について

当院で使用している動的矯正装置は、ブラケットとワイヤーです。

T21という最新式の矯正装置を使用しています。

 

【ブラケットとワイヤー】
最新の「ストレートワイヤー法」という歯列矯正方法をとっています。直接、歯に付けるブラケットを用い、形状記憶合金であるニッケルチタンやステンレススチールなどのワイヤーなどにより、歯並びの乱れや噛み合わせを治療しています。当院では,ブラケットは透明のクリアブラケットのみを使用し、ワイヤーは目立たない白色のホワイトワイヤーを中心に使っています。(ご希望により銀色のワイヤーはありますが、銀色のブラケットはありません。)

T21

【保定装置】
当院の保定装置は、ベグリテーナーとクリップリテーナーになります。

矯正治療後、できうる限りの保定が必要となりますので、長い期間保定できるような装置を選択して提供しています。

リテーナー

矯正治療上の方針
このような特徴的なシステムがあります。

1. 書類による提示
検査分析結果、矯正中の注意事項、矯正装置の扱い方などの書類を準備し、治療を進めています。

2. 治療内容の明確化
矯正治療は、他の疾患と比較して、長期に及ぶ場合がほとんどです。治療開始前に十分な情報を記録しておき、治療経過の記録を積み重ねることで、現在の状況を把握することができます。カルテのデジタル化をし、治療の途中で写真を撮って、独自のプログラムによってその経過をパソコンの画面上で比較して見ていただいています。

3. 歯のクリーニング(矯正料金に含まれる)
矯正装置がついていると、一般の歯科医院では歯のクリーニングを受けることが困難な場合があります。数か月ごとに歯のクリーニングを行い、口の中の健康を保てるようにお手伝いしています。もちろん、自分の毎日のクリーンアップが最も大切なことです。

4. 歯に優しい材料や治療方法の選択
矯正装置、接着材料、矯正治療方法に注意しています。

5. こんな症例も考えて診断します
(1) 外科症例
(2) 咬合の再生を考えた症例
(3) ブリッジを使用しなくなる症例

7. 歯医者だけが治療
ごく当たり前のことですが、当診療所では、矯正専門医が矯正治療を行っております。装置の着脱(ゴムをかけたり)、歯のクリーニングやストリッピング(矯正治療のために歯を紙ヤスリのような物で削ること)も歯科医師が行っております。
よく質問される「矯正治療は誰がしますか?」「アシスタントが治療することはありますか?」に対するお答えです。

8. できるうる限りの治療を
現代の技術で不可能なこともありますが、できるだけ限りの治療を進めております。

 

矯正歯科治療のリスク

抜歯
叢生に対するスペースの確保、歯の上下前後的な移動や角度修正を目的として、健康な歯を抜歯しなければならないケースがあります。

ストリッピング
抜歯と同様に、叢生に対するスペースの確保、歯の上下前後的な移動や角度修正を目的として、健康な歯を削らなければならないケースがあります。

虫歯・脱灰
口腔内の清掃状況が悪い場合、虫歯になる場合があります。また、歯間にある虫歯が発覚することもあります。

歯周炎
歯ブラシだけの歯垢清掃では不十分で、歯周炎を発症する場合があり、歯肉が腫脹します。

歯髄炎、失活歯
歯の中に存在する歯髄が失活する現象が起こる可能性があります。

歯根吸収
歯の根の先が矯正治療の最中に短くなることがあります。

顎関節の問題
顎関節症と矯正治療の相関性はないとされていますが状態によっては専門医をご紹介します。

ブラックトライアングル
歯周病などが原因で歯肉が下がっている場合や叢生がひどい場合、矯正治療後に歯と歯の歯肉寄りの部分の三角の隙間が大きくなることがあります。